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2022年1月22日 土曜日

息子が保育園の頃、ふと思い立った。
俺が中学生のころ読んで面白かった本を買ってやろうと。

さっそく買ってきて、子供の本箱に入れてみた。
トムキンスの冒険
それがこの本、G・ガモフ コレクション 
トムキンスの冒険だ。



この本は、もともとジョージ・ガモフが書いた
「不思議の国のトムキンス」と、
その続編である
「原子の国のトムキンス」
「生命の国のトムキンス 」
「トムキンス最後の冒険」
が一冊にまとまった本である。

「不思議の国のトムキンス」って興味をそそる題名だろ?
俺も中学生のころ、図書館でこの本を見かけて
アリス的な話が書いてあるのかな?と、
興味をそそられて手に取ったのである。

本を開くと、そこには中二心をくすぐる
相対性理論の話が、山ほど書いてあった。

 アリスは、キノコを食べることによって
 体が伸び縮みしたが、
 トムキンスは、相対性理論によって
 体が伸び縮みしていた。

そう。アリスは喋るウサギに導かれて不思議の国に迷い込んだが、トムキンスは相対性理論など物理・科学の力に導かれて不思議の国に迷い込んだのだ。

不思議の国に迷い込んだトムキンスはアリスよろしく不思議な出来事にめぐりあう。

Dear,dear! How queer everything is to-day! and yesterday things went on just.

ある日は自転車を走らせると周りの景色がぺしゃんこになる。
ある日は汽車で旅する人が町の人より遅く年をとる。
ある日は箱に入れたはずのビリヤードの玉が箱からにじみ出てくる。
(これは原子の国のトムキンスだったかもしれない)
などなど

不思議だけど、物理科学によって引き起こされる
ほんとうの話なのだ(たぶん)。

そしてその不思議な現象を教授なる人物が、
トムキンスに分かりやすく説明してくれる。

そう、トムキンスを通じて我々一般人が、
物理科学を分かり易く知ることができてしまう。
それが、この本、
不思議の国のトムキンスなのだ。
まあ、教授が何をいっているか
さっぱり分からないところも
何か所かあったけどね^^;

息子が理系に進めば、教授の話がしだいに分かるようになって役にたつ。
この本は、物理・科学・量子・生物・人工知能等々、理系に関することを網羅している、
理系にとっての垂涎の一冊なのだ。

そして、息子が文系に進めば、この不思議な世界に触れたことによって
独創的な文章が書けるようになる。

すばらしい、これは息子にオススメするしかない一冊なのだ。


息子の本棚にトムキンスの冒険を入れて数日すると妻が話しかけてきた。

妻:息子の本棚に入っている本、
  あなたのじゃないの?
俺:そうだけど。
妻:自分の本棚に入れておいてよ。
俺:俺が買ったんだけど息子用に買ったんだよ。
  これって俺が中学生のころ
  夢中になって読んだ本でね。
  欲しかったんだけど
  昔は高くってさ~
  ガモフ全集と言って10冊以上に分かれていて
  1冊1,000円ぐらいしたから
  欲しくても買えなかったんだよ。
  その全てが1冊になって
  4~5千円で買えるんだぜ?
  買うしかないだろ?
  息子もきっと気に入るよ。
妻:はぁあ?
  保育園児に読めるわけないじゃない!!
  全く無駄なもん買ってぇ(# ゜Д゜)ノ
俺:いやいや、ここに置いとけば、
  そのうち読むからいいんだよ!!

そのうち読むからいいんだよ・・・
そのうち読むからいいんだよ・・・
そのうち読むからいいんだよ・・・
いいんだよ・・・
いいんだよ・・・
いいんだよ・・・

結局、息子は一度も読むことなく
大人になって一人暮らしを始めました。
息子が進んだ先は化学。
ガモフ全集・・・理系を網羅していなかったか・・・

まあ、たまたま息子は読まなかったけど、
大人が読んでも面白いこの一冊。
「トムキンスの冒険」
これが俺のオススメの一冊だ。


G・ガモフ コレクション トムキンスの冒険
ジョージ・ガモフ 著
伏見康治/市井三郎/鎮目恭夫/林一 訳
白揚社 出版

目次
Ⅰ MR TOMPKINS IN PAPERBACK
不思議の国のトムキンス & 原子の国のトムキンス
[第1話] のろい町
[第2話] 相対性理論に関する教授の講演
[第3話] 休息の一日
[第4話] 空間の湾曲、重力および宇宙に関する教授の講演
[第5話] 脈動する宇宙
[第6話] 宇宙オペラ
[第7話] 量子玉突き
[第8話] 量子のジャングル
[第9話] マクスウェルの魔
[第10話] 陽気な電子群
[第10.5話] 講演のうち居眠りで聞きもらした部分
[第12話] 原子核内の世界
[第13話] 原子核彫刻師
[第14話] 真空に穴がある話
[第15話] トムキンス氏、日本料理を味わう

Ⅱ MR TOMPKINS INSIDE HIMSELF
生命の国のトムキンス & トムキンス最後の冒険
[第1話] 血液の流れに乗って
[第2話] 筋肉の浜
[第3話] 左右あべこべ
[第4話] 遺伝子に会う
[第5話] 獣番号──遺伝のからくり
[第6話] ある航海
[第7話] 宇宙時計と体内時計
[第8話]マニアック──人工頭脳の話
[第9話] 脳みそ
[第10話] 湖上の夢

いや~
目次を見ているだけでもワクワクするな~










トムキンスの冒険。引っ越しの時に処分してしまったけど今頃どうなっているだろ。
誰かのお役にたっててくれてるといいのだが・・・・


■不思議の国のトムキンス
不思議の国のトムキンス (Mr. Tompkins in Wonderland) は、1940年にケンブリッジ大学出版局から出版された科学空想物語。
■G・ガモフ
ジョージ・ガモフは原子核のアルファ崩壊理論やビッグバン宇宙論で知られた世界的な物理学者である。
参考:wiki 不思議の国のトムキンス